
オーストラリアのラグビー文化を象徴するワラビーズ。その試合観戦は単なるスポーツ観戦を超えた、オーストラリアならではの文化体験です。金色のユニフォームに身を包んだ選手たちのプレーと、それを取り巻く熱狂的な雰囲気は、現地でしか味わえない感動を提供してくれます。特に2025年には12年に一度のBritish & Irish Lionsツアーが開催され、ラグビーファン垂涎の機会となっています。この記事では、ワラビーズ観戦の魅力と、現地で体験すべき3つのポイントをご紹介します。
Contents
ワラビーズ オーストラリア観戦!熱狂を現地で体感する魅力

オーストラリア代表ワラビーズの試合を現地で観戦することは、ラグビーファンにとって忘れられない体験となるでしょう。試合前の盛り上がりから試合後の余韻まで、スタジアム全体に広がる独特の雰囲気と一体感は格別です。大迫力のプレーを目の前で見られるだけでなく、オーストラリア人の国を愛する気持ちや情熱も肌で感じることができます。
スタジアムの雰囲気がもたらす感動体験

ワラビーズの本拠地であるスタジアム・オーストラリア(アコー・スタジアム)やブリスベン・スタジアムでの観戦は、圧倒的な熱気と興奮に包まれます。特に国歌斉唱の瞬間は、金色のスカーフを掲げた数万人のファンが一斉に歌い上げる様子は鳥肌もの。また試合中の「Wallabies! Wallabies!」という統一した応援コールは、初めて観戦する方でも自然と参加したくなるほど魅力的です。
具体的な感動ポイント:

- 国歌斉唱時の一体感と金色に染まるスタジアムの光景
- トライが決まった瞬間の観客全体が立ち上がる熱狂的な歓声
オーストラリアならではのマッチデイ文化

オーストラリアでのラグビー観戦は試合だけでなく、その前後も含めた「マッチデイ文化」を楽しむことが大切です。試合前のテールゲーティング(駐車場でのバーベキューパーティー)から始まり、スタジアム周辺では様々なファンイベントが開催されています。オーストラリア人の陽気で親しみやすい国民性も相まって、初めての方でもすぐに打ち解けられる雰囲気があります。

たとえば、シドニーのムーア・パークでの試合前には、近隣のパブが金色のユニフォームを着たファンで埋め尽くされ、ラグビートークで盛り上がります。また現地のファンは外国からの観戦者を歓迎してくれるため、積極的に交流すると素晴らしい思い出になるでしょう。
選手との距離が近い!ファンとの交流イベント

ワラビーズ選手と直接交流できる機会があることも、現地観戦の大きな魅力です。多くの試合では、試合後のミート&グリートセッションが設けられており、選手たちのサインや写真撮影のチャンスがあります。また公開練習に参加すれば、選手たちのプロフェッショナルな姿勢を間近で見ることができます。
ファン交流イベントの例:
- キャプテンズランと呼ばれる試合前日の公開練習
- チームホテルでの出発見送りやファンミーティング
観戦前に知っておきたい!ワラビーズの歴史と実績
ワラビーズの試合をより深く楽しむためには、その歴史と実績を知っておくことが重要です。1899年に初めて国際試合に出場して以来、オーストラリアラグビーは数々の栄光と挫折を経験してきました。特にワールドカップでの2度の優勝(1991年、1999年)は誇るべき実績であり、現地ファンとの会話でも盛り上がるトピックとなるでしょう。

ラグビーワールドカップでの輝かしい成績
オーストラリアは、イングランド、南アフリカ、ニュージーランドと並ぶラグビー強豪国として、ワールドカップでの輝かしい実績を持っています。1991年と1999年の優勝に加え、2003年と2015年には準優勝を果たしています。特に1999年大会での優勝は、当時のキャプテン、ジョン・イールズの卓越したリーダーシップが光った大会でした。
たとえば、1999年のワールドカップ決勝でのフランス戦は、35-12で圧勝した試合として多くのファンの記憶に残っています。現在のワラビーズのプレースタイルや戦術を理解する上でも、こうした歴史的な試合を知っておくと観戦の楽しみが広がります。
レジェンド選手たちの足跡

ワラビーズの歴史を語る上で欠かせないのが、数々のレジェンド選手たちの存在です。デビット・キャンピージー、ジョージ・グレーガン、ジョン・イールズなど、世界ラグビー殿堂入りを果たした選手たちの活躍は、今でも語り継がれています。彼らの記録や逸話を知っておくことで、現在のチームや選手に対する理解も深まります。
特に注目のレジェンド選手:
- デビット・キャンピージー(史上最多の国際試合得点記録保持者)
- ジョージ・グレーガン(139キャップの元世界記録保持者)
現在のチーム構成と注目選手
現在のワラビーズは世代交代の時期にあり、若手とベテランが融合したチーム構成となっています。キャプテンを務めるタテ・マクダーモットをはじめ、ノア・ローレシオ、マリカ・コロイベテ、そして強力な突破力を誇るロブ・バレティニなど個性的な選手が揃っています。試合前にこれらの選手のプレースタイルや特徴を押さえておくことで、観戦がより一層楽しくなるでしょう。
具体的には、バックスのプレーメーカー、ノア・ローレシオの冷静な判断力や、ウィング、マリカ・コロイベテの強靭なランニング、そしてナンバーエイトのロブ・バレティニの圧倒的な身体能力とボールキャリーに注目すると、試合の流れをより理解しやすくなります。ワラビーズの特徴である「走るラグビー」は、これらの選手によって体現されています。
チームウェアはasics

ワラビーズのジャージはワラビーゴールドと言われる黄色(金色、ゴールド)が最大の特徴。チームウェアはReebok、KooGa、カンタベリーとここ10数年で色々と変わっていますが、今は「asics」がスポンサー。日本初のハイブランドがオーストラリア代表のラグビーウェアを支えています。12年に一回のBIL(British&Irish Lions)ツアー用のウェアはファン必見のアイテムとなっております。
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現地観戦を120%楽しむための準備と心得
ワラビーズの試合を最大限に楽しむためには、いくつかの準備と心得が必要です。観戦時期の選び方から、チケットの購入方法、当日の持ち物まで、事前に計画を立てておくことで、思い出に残る体験になること間違いありません。ここでは、初めての方でも安心して楽しめるよう、実践的なアドバイスをご紹介します。
ベストシーズンと観戦におすすめの試合
ワラビーズの試合観戦に最適な時期は、6月から10月にかけてのシーズンです。特に7月から8月に開催されるラグビーチャンピオンシップでは、ニュージーランド、南アフリカ、アルゼンチンとの熱い対戦が実現します。また11月にはヨーロッパツアーが行われるため、イングランドやフランスなど北半球のチームとの対戦も見どころです。
特筆すべきは、2025年に開催される British & Irish Lions ツアーです。12年に一度しか訪れないこの特別なイベントでは、イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズの精鋭選手で構成されたチームとワラビーズが対戦します。歴史的な意義を持つこの試合は、ラグビーファンにとって一生に一度の観戦機会となるでしょう。
特におすすめの試合:
- ブレディスローカップ(対ニュージーランド):最大のライバルとの一戦
- マンデラチャレンジ(対南アフリカ):世界最高峰の接点の激しさを体感できる
- 2025年 British & Irish Lions ツアー:12年に一度の貴重な機会
チケット入手のコツとスタジアム選び
ワラビーズの試合チケットは、公式サイト「Rugby Australia」または「Ticketek」から購入できます。人気カードは発売後すぐに売り切れることもあるため、発売日をチェックして早めに確保することをおすすめします。また複数の試合をパッケージで購入すると割引が適用されることもあります。
スタジアム選びでは、
シドニーの「スタジアム・オーストラリア(アコー・スタジアム)」
公式HP: https://www.accorhotels.com/stadium-australia
ブリスベンの「サンコープ・スタジアム」
公式HP: https://suncorpstadium.com.au)
が特に雰囲気が良いとされています。初めての方は、ハーフウェイライン付近の席がプレーを見やすく、全体の流れを把握しやすいでしょう。熱狂的な応援を体験したい方は、ゴール裏のチアスクワッド近くの席がおすすめです。
主要スタジアムへのアクセス方法:
- スタジアム・オーストラリア (アコー・スタジアム)【シドニー】:オリンピックパーク駅から徒歩5分。シドニー中心部からは電車で約30分
- サンコープ・スタジアム【ブリスベン】:ミルトン駅から徒歩5分。ブリスベン中心部からは電車で約10分
当日持っていくと便利なアイテムリスト

ワラビーズの試合観戦を快適に楽しむためには、いくつかのアイテムを持参するとよいでしょう。オーストラリアの気候は変わりやすいため、防寒具や日焼け対策は必須です。また長時間の観戦になるため、飲食物や応援グッズも忘れずに準備しましょう。
たとえば、冬のナイトゲームでは気温が急激に下がることがあるため、厚手のジャケットやブランケットがあると安心です。また応援の際に必須となる金色のスカーフやマフラーは、スタジアム内のショップでも購入できますが、人気商品は売り切れることもあるため、事前に公式オンラインストア(Rugby Australia Shop: https://shop.rugby.com.au)でチェックしておくとよいでしょう。
スタジアム内での注意点:
- 大型のバッグやカメラの三脚などは持ち込み制限がある場合があります
- 飲食物の持ち込み(特にアルコール)は厳しく規制される場合があります
- 各スタジアムの規則は公式サイトで事前に確認することをおすすめします
この記事を書いた人

有限会社エムアンドワイ企画サービス代表取締役
Rugby Online(ラグビーオンライン)シャチョーことキョーヘー
高校卒業後にニュージーランドへ渡りラグビー修行。その後、ラグビーの本場ニュージーランドで身近にある「ラグビー」を日本にも持ってきたい!との想いで起業。ラグビー用品専門のWEBショップ「ラグビーオンライン」を開設。生粋のラグビー好きによる、ラグビーにまつわる様々な情報の発信です!