
スーパーラグビー2025準々決勝レビュー&準決勝プレビュー|劇的決着と来季への期待
2025年のスーパーラグビーパシフィックは、6月6日〜7日にかけて準々決勝(Qualifying Finals)が行われ、各地で劇的な展開が繰り広げられました。
1点差の大接戦あり、圧巻の快勝あり、そしてオーストラリア勢唯一の希望が強豪NZ勢を撃破する波乱も。
本記事では、その試合結果の振り返りとともに、来週の準決勝の見どころ、さらには来季に向けた注目ポイントまでまとめてお届けします!

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✅準々決勝の結果まとめ(6/6〜6/7開催)
🟦 ブルーズ 20-19 チーフス(@ハミルトン)
まさに“奇跡の逆転劇”!
試合終了を知らせるホーンが鳴った後もフェーズを重ね続けたブルーズは、ロックのジョシュ・ビーアがインゴールに飛び込み劇的な逆転トライ。
ボーデン・バレットのコンバージョンで勝ち越し、敵地で価値ある勝利を挙げました。
なお、チーフスは前回ブログでも話題にしたように「ブルーズへのリベンジ」を掲げての一戦でしたが、惜しくも敗戦。
ただ、ラッキールーザー制度の適用により2位通過扱いで準決勝進出を決めました。
📺 ハイライト動画

❤️ クルセーダーズ 32-12 レッズ(@クライストチャーチ)
悪天候にも関わらず、クルセーダーズは序盤からエンジン全開。
前半だけで27-0と大量リードを奪い、盤石の試合運びでレッズを寄せ付けませんでした。
これにより、クルセーダーズはプレーオフホーム30連勝という異次元の記録を更新!
もはや「聖地クライストチャーチでは誰も勝てない」と言っても過言ではない中、この記録に終止符を打つチームは現れるのか?注目が集まります。
📺 ハイライト動画

💛 ブランビーズ 35-28 ハリケーンズ(@ウェリントン)
試合開始直後、ルーベン・ラブのトライでハリケーンズが最高のスタートを切ったかに思えましたが、その後はブランビーズの強さが光る展開に。
FWのモールからのトライや、トム・ライトのインターセプト→トライなど、多彩な攻撃で試合をひっくり返しました。
- ブランビーズは豪州勢として唯一のベスト4進出
- ハリケーンズは惜しくも敗退…来季へ期待!
📺 ハイライト動画

🔥準決勝プレビュー(6/13〜6/14開催)
🏉 クルセーダーズ vs ブルーズ(@クライストチャーチ)
再びNZダービー。
クルセーダーズはホーム無敗記録30戦継続中。一方、勢いに乗るブルーズが“奇跡の勝利”に続く番狂わせを起こせるか──注目の一戦です。
🏉 チーフス vs ブランビーズ(@ハミルトン)
悔しい逆転負けを喫したチーフスが、豪州勢の希望・ブランビーズと対戦。
地元の声援を力に変え、ブランビーズの勢いを止めることができるか。FW戦がカギを握る一戦です。
🗣️ 編集後記:Aotearoaセミファイナルには惜しくも届かず…
もしハリケーンズが勝っていれば、準決勝はNZチームのみの4強対決となり、「Super Rugby Aotearoa Semi Finals」なんて言えたかもしれませんね(笑)。
ブルーズが勝った時点でかなり期待していたので、個人的には本当に悔しいです。
というのも、私自身ウェリントンでラグビーをしていた経験があり、ハリケーンズには強い思い入れがあります。
現在NZの全スーパーラグビーチームのオフィシャルウェアとなっているClassic Sports Wear

🌏 来季の注目:日本人選手の活躍にも期待!
とはいえ、来季に向けては希望もあります。
注目は、リーグワン王者・BL東京(東芝ブレイブルーパス東京)からのワーナー・ディアンズのハリケーンズ加入(予定)。
彼がNZでどのようなインパクトを残すか、日本のラグビーファンにとっても楽しみなシーズンになるでしょう。
さらに、原田衛選手もBL東京からモアナ・パシフィカに1シーズン加入予定との報道も。
来季は日本人選手2名の活躍&プレーオフ進出が実現すれば、スーパーラグビーの楽しみ方がまた一段と広がります!
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この記事を書いた人

Rugby Online(ラグビーオンライン)
Noby(のびー)
高校卒業後に単身ニュージーランドに渡った先駆者的な存在。ウェリントンではNobyの事を知らない日本人は居なかったとか。。。
現在はオークランドに移住して現地の永住権も持つニュージーランド特派員的な存在。